＜＜＜　設　立　趣　意　書　＞＞＞

　昨今、巷を流れる話題の多くは、「不況・戦争・年金問題・児童虐待」と、

暗い話題が大部分を占め、誰しも先行きの不安感を抱かざるをえない事と存じます。

しかし、ただ手をこまねいてばかりでは何も変わりません。

幸いにも私達「どさんこ」には祖先から受け継いだ開拓者魂と新しい物を受け

入れる北海道の大地のような広き心を持っています。

これは紛れも無い事実であり大きな財産でもあります。しかしながら、長く続く不況と

社会情勢の変化に押されて、少しずつその心意気が薄れつつある事も否めません。

　そこで私ども「南空知文化振興協会（設立発起人会）」は、それぞれが募る思いを

持ち寄り、住みよい社会と街づくりの為、小さな第一歩を踏み出す事に相成りました。

初めは小さな一歩ではありますが、少しずつでも仲間の輪を広げる事により集まった

力は倍増し、必ずや大きな波紋をひきおこすものになるでしょう。

　しかし現段階では、それぞれにビジョンを持っておりますが、誰も正しい答えを

知りません。ですが、ただ手をこまねいてばかりでは事態が進展しない事も事実です。

自治体や官僚に依存し批判ばかりを重ね、個人の即物志向と成り行きで形をかえる

我々の思考傾向を切り替え、少しずつ責任と意見を持ち、更に協力しあえる社会の

流れを作る事が出来れば、必ずや私達の望む「住みよい社会」が実現されると信じます。

　然るべくこの度、様々な気持ちと意見を持った市民の有志が集まり「文化振興」と

言う切り口で、少しずつでも「住みよい社会と街づくり」へ第一歩を踏み出す事と

成りました。

最後に我々が掲げる「文化・芸術・スポーツの振興、環境保全、青少年の健全育成、

経済の活性化、国際協力」等に向けた活動へ出来る限り多くの賛同を頂けます事と、

これを社会全体の大きな流れに発展させるべく、ともに活動を展開して行けるパー

トナーとしてより多くの市民の皆様の協力と賛同を頂けます事も重ねて心より

お願い申し上げ、当発起人会の設立趣意とさせて頂きます。

設立発起人会代表　早川　和秀
　　　　　　平成16年1月吉日